アメリカの大学などで、ですごい薬が開発されています。その薬は、高血圧な心臓病患者に対して使用される薬を応用することで、記憶を消す方法が発見されたとか。
これによりPTSD(心的外傷後ストレス障害)の原因となっている、悪い記憶を忘れさせることも可能とのこと。
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この記事によると、ボストンのハーバード大学やカナダのモントリオールにあるマギル大学の研究では、トラウマ(心的外傷)による心拍数の上昇などで苦しんでいる被験者が、原因となった出来事を思い出している時に薬を投与した結果、一週間で症状の軽減が見られたそうです。
これは記憶障害を引き起こすことが知られている、高血圧な心臓病患者に対して用いられる薬「プロプラノロール」を使用したことによるもので、脳から読み出された記憶が、脳にまた格納されるプロセスを妨げることによって、記憶を消し去ることに成功したとのこと。
また、ニューヨーク大学の研究者がネズミを用いて行った研究によると、2つのトーンの音を聞かせた際に感電するという関連づけを行い、1つのトーンに関する記憶のみを消去する実験を行った結果、実験は成功したそうです。それを受けて、この治療方法には特定の記憶に対して潜在的に永久的な効果があるかもしれないとしています。
しかしこのような薬を作ったとはいえ、逆に考えれば、悪用されることも可能なわけで、
処方をする場合は厳重にしなければいけないですね。
まだまだ課題がありそうです。
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